1次試験対策~総合1~
こんにちは!
今回の記事は、航大の1次試験のうち、総合1の対策について書いていきます。
記事の内容は以下の通り!
総合1の概要
まず総合1の出題形式ですが、2020年航空大学校募集要項には次のように書かれています。
「操縦士として必要な判断・処理能力(計算処理、空間認識、確率、資料の読み取り等)及び自然科学の基礎的知識についての試験をマークシートにて行います。」
試験時間は50分、問題数50問(1問2点)で、配点は100点です。
この総合1、過去問は公開されず、試験終了後に問題冊子も回収されてしまうので、「何が出るのか受けてみないとわからない」という対策のしづらい科目です...
が、問題はSPIやGAB/CABといった適性検査に似ているといわれています。
🤥じゃあ、市販のSPI、GAB/CABの対策本で対策できるじゃん!
そう、できます。
しかし対策する上で注意点があります。
このブログをみてくれたみなさんには、限られた期間で質の良い対策を行ってほしいのです。
では出題内容、行ってみよう!
出題内容
2019年総合1で出題された問題は覚えている範囲で、
- 時差の問題
- 表の読み取り問題
- 仕事算
- 濃度計算(塩水計算)
- 数列
- n進法
- ベン図
- さいころなどの展開図問題
- 確率
などが出題されました。
時間をかければみんな解ける問題が多かったと思います。
では、この試験で差がつくのは何なのか?
それは時間です。先述した通り総合1は問題数50、試験時間50分、時間内にすべて解ききるには1問1分で解かなくてはなりません。
ではこれに対応できる力を身に着けるには?
総合1対策
対策する際、ただ問題集を解くのではなく、
「圧倒的スピードを身に着けること」
これが重要になります。「総合1はみんなが時間が足りないし、出来も一緒くらいだから差がつきにくい」なんて言われていますが、総合1で高得点を取ることができれば、平均点付近に分布している集団と大きな差をつけることができます。
自分が使用した問題集は、
- 「CAB・GAB完全対策2021年度」(実務教育出版)
- 「本気で内定!SPI&テストセンター1200題」(新星出版社)
です。
GAB/CAB対策は参考書にある目標回答時間を用いて、解いていくとよいと思います。限られた時間で解くことで、本番でもその手の問題(さいころ問題など)に時間をかけずに済むようになるでしょう。
総合1対策としてはGAB/CABの対策本の分野全てをやる必要はないと思います。
本を手に取ってもらえればわかりますが、GAB、CABは多くの分野に分かれています。
総合1対策としては
CABの法則性、命令表、GABは計数の分野を対策するので十分です。
CABの暗算や、暗号、GABの言語からは出題されません。
就活と並行したい方は全てやるのが良いと思います。
次にSPIです。ここでも総合1には出題されない分野が多くあります。
取捨選択し、効率的な対策を行いましょう!
SPIは、非言語問題の推論以外の分野を対策してください。
非言語問題の推論以外とはつまり、
割合と比、仕事算、順列、確率、損益算、料金割引、代金精算、速度算、集合、表の解釈、特殊算、情報の読み取り
です。
どれも中学の数学や小学校の算数で習ったようなものばかりですが、
これをどれだけ素早くたくさん解けるかが勝負になります。
日々、時間を意識して演習をしましょう。
問題数をたくさんこなしたいという方は
「SPI&テストセンター1700題」ナツメ社
も良いと思います。
自分はSPIの参考書で上に記した分野を約1000問演習しました。
(大丈夫です1冊に1000題くらいあるので、それを一周しただけです)
本番の点数結果は春先の開示でお伝えします!
このほか2019年は物理と高校数学から出題されていました。
高校数学2Bからは数列が出題されています。2019年は等比数列の和が問われました。
2Bの数列の基礎事項を確認しておくと良いでしょう。
物理からは、電気回路、力学の問題が出題されました。
これは、総合2の対策を行っていれば心配ないです。(総合2については別の記事で書きます)
さらに、2019年は時差の問題が出題されました。
これは予想してなかった…
経度の違いから時差を出す簡単な問題ですが、±どちらか不安な方は確認しておきましょう。
試験本番
本番では、解けなさそうな問題、時間がかかりそうな問題はどんどん飛ばして行きましょう。
配点は難易度関係なく全部2点です。
CABの分野の問題はなるべく時間をかけず、処理して行き、表の読み取りや、計算問題に時間をかけて行きましょう。
最後に、焦りすぎないことです。
🤔あんだけスピード大事って言ったじゃん!
ごめんなさい。ですが、焦ってパニックになってしまうのが一番恐いことです。
総合1の試験は、問題全てを解き切らせようとしていないと思っておいてください。
試験時間、問題に対して短すぎですから(笑)
以上、今回は総合1対策についてでした。